Ecological 1st-AID

Npo法人エコロジカル・ファーストエイド

2017年07月21日

YOU project 2016 in インド(秋-day05)

(現地調査・ガンジス川、バラナシ) 今日はガンジス川の水質調査を実施します。

ここバラナシは、生と死が交わる、人々にとってとても神聖な場所です。 数えきれない人々の人生、いのち、想いが集まり、流れていく壮大な川です。 僕自身、YOU projectもいのちとの係わりが深いため神聖に感じます。

さてその一方で、この川の水質については、色んな噂を耳にします。 ”何でも流れている”、”水は汚れている”や”科学的に証明できない浄化能力を持っている”など。 実際にはどんな調査結果になるでしょうか? エコロジカル・ファーストエイドの超簡易検査キットを使ってサンプリングします。 そして、ホテルに帰って測定します。

結果、驚きの結果になりました! COD(シーオーディー、汚れを数値化したもの、化学的酸素要求量)が、0mg/Lとなりました。 この数値は奇跡のような数値です。 では、いったい何が奇跡なのでしょうか? 四国徳島の川で、5〜10mg/L。ドブ川だと200mg/L程度。 ジブリの紅の豚や魔女の宅急便の舞台となったクロアチアの美しい海ですら3mg/Lでした。 クロアチアは水深10mでも底まで視認することができる美しさです。

この一方で、ガンジス川の透視度は5cm程度。 興味深い結果となり、実際に自分で調査してみないとわからないものと感じました。 では、なぜ、このような結果となったのでしょうか。 説明すると長くなり、専門的すぎるので興味がある方は個人的にお答えします(笑)

さて、YOU project 2016 (秋)の全日程はこれで終了です。
今回の主な任務は、
①YOU04号機の確認
②インドでのユニット製作のための材料調査
③現地調査(フォリプリ・ショチャレのスラム)
④現地調査(ガンジス川の水質調査)
でした。

しかし、休む間もなく次の予定が詰まっています。 再び山口県、YOU05号機のもとに戻ります。 そして、国際学会に力を集中させます。 僕たちエコロジカル・ファーストエイドは、 未来を生きる子どもたちに うつくしい自然を残すため 全力で活動を続けていきます。 あたたかく見守ってくれている多くのみなさまに、こころから感謝しています。

また、インドプロジェクトは、特定非営利団体レインボーチルドレンとの協働事業によって実現できています。ツアーを共にできた皆さまにこころからお礼申し上げます。

2017年07月21日

ドリームサイエンス2016 in Shimizu(day02)

ドリームサイエンス2016 in Shimizu (day02) 本日、来場者数4,740人を記録し、本イベントは大成功を収めました。

エコファーストのブースも大盛況で、お弁当を食べる時間が取れないほどでした。 今回もたくさんの子どもたちの笑顔に出会えて、 本当にしあわせを分けていただきました。 また、アシスタントに入ってくれた、ここの高校生3人もとてもいい子で 一緒に楽しむことができました。 今日のイベントも僕の人生の大切な1ページとして刻まれました。

そして、今回はエコファーストの非常勤職員(もちろんボランティア)もツアーに参加してくれて たいへん心強いものとなりました。 これから帰路につきますがよろしくお願いします。

本当にこのような素晴らしい機会を与えてくださった、東海大学附属高校の先生方に 心から感謝しています。 次回のドリームサイエンスもたのしみです。 エコロジカル・ファーストエイドは、 未来を生きる子どもたちに うつくしい自然をのこしていきます。 さあ、来週は国際学会の論文提出の〆切が迫っています。 がんばるぞ!

2017年07月21日

YOU project 2016 in Nepal

YOU project 2016 in Nepal (ネパール入り-day05) 早いもので今回のプロジェクトはもう5日目を迎え、アセスメントは本日が最後になります。

少ない日数で、たくさんの調査ポイントを見てきました。 カトマンズは、人口が100万人もいるにも係わらず、生活排水も工場排水も川に垂れ流しという状態です。 下水道はほとんどがそのまま川に接続されているそうです。 僕も現地リサーチした結果、なんと大きな下水処理場を発見しました。

ここカトマンズに5つの下水処理場があるのに稼働しているのは1つだけ。 え!?そうです。残りの4つは荒れ地になったり管理ができていないそうです。 理由を探ると、これらの処理場は全て海外からNGOがやってきて作ってくれたそうです。

僕たちのプロジェクトは、地域住民を活動の主体とします。 住民の手で実施するファーストエイド(簡単な応急手当て)。 僕たちひとりの人間、団体では環境回復はイタチごっこです。 そこに住む住民、一人ひとりが環境へのおもいやりを持ち、ファーストエイドをするとどうでしょう? それは、大きな力へと変わっていきます。 今日は下水処理場の視察を試みましたが、ネパールの行政は厳しく、日本の行政からの公文書がないと許可が降りないということでした。

ということで、昨日に引き続いて水域の調査です。 今日の案内人は、午前中がmr.Pasang(Hebron Center Society Nepal代表)さんです。 ここは、また違った様相の池です。 見るからに汚く入りたくない印象です。表面に水草が覆い尽くしています。

調査中には、エコファースト得意のサンプリングキットが壊れて、地域住民がこぞって修復してくれたり、ここでも笑顔とあたたかい心の繋がりを感じることができる調査となりました。 また、なんと池の向かいには、Hebron Center Society Nepalのメンバーのmr.Samanさんのお家です。 調査後、お家に招待してくれて、おいしい目玉焼き、コーヒー、クッキーをごちそうになるというご褒美が付いてきました(笑)

午後の案内は、mr.Min Tamang(Hebron Center Society Nepal)さん。 いつもニコニコで一緒にいて癒やされます(笑) 調査後、ホテルで水質測定を手伝って頂いて、彼もサイエンティストになりました^^

今日も楽しい充実の1日となりました。 ふと気付いたのですが、毎日の調査が忙しく、ネパール入りしてからお昼ごはんを食べたことがありません。 この日も既にランチの時間は過ぎており、あっという間にペロリと食べてしまい、写真を撮るのを忘れていました^^; さあ、毎日が新しい出会い、心のふれあいと感動の連続です。 明日はネパールのうつくしい自然を撮影するためにヒマラヤ山脈が見渡せるNagarkotに行きます。 どんな1日になるのでしょうか。わくわくします。

2017年07月21日

Webサイト公開しました

Npo法人エコロジカル・ファーストエイドのHPを開設いたしました。