Ecological 1st-AID

Npo法人エコロジカル・ファーストエイド

2017年07月21日

YOU project 2016 in Nepal

YOU project 2016 in Nepal (ネパール入り-day05) 早いもので今回のプロジェクトはもう5日目を迎え、アセスメントは本日が最後になります。

少ない日数で、たくさんの調査ポイントを見てきました。 カトマンズは、人口が100万人もいるにも係わらず、生活排水も工場排水も川に垂れ流しという状態です。 下水道はほとんどがそのまま川に接続されているそうです。 僕も現地リサーチした結果、なんと大きな下水処理場を発見しました。

ここカトマンズに5つの下水処理場があるのに稼働しているのは1つだけ。 え!?そうです。残りの4つは荒れ地になったり管理ができていないそうです。 理由を探ると、これらの処理場は全て海外からNGOがやってきて作ってくれたそうです。

僕たちのプロジェクトは、地域住民を活動の主体とします。 住民の手で実施するファーストエイド(簡単な応急手当て)。 僕たちひとりの人間、団体では環境回復はイタチごっこです。 そこに住む住民、一人ひとりが環境へのおもいやりを持ち、ファーストエイドをするとどうでしょう? それは、大きな力へと変わっていきます。 今日は下水処理場の視察を試みましたが、ネパールの行政は厳しく、日本の行政からの公文書がないと許可が降りないということでした。

ということで、昨日に引き続いて水域の調査です。 今日の案内人は、午前中がmr.Pasang(Hebron Center Society Nepal代表)さんです。 ここは、また違った様相の池です。 見るからに汚く入りたくない印象です。表面に水草が覆い尽くしています。

調査中には、エコファースト得意のサンプリングキットが壊れて、地域住民がこぞって修復してくれたり、ここでも笑顔とあたたかい心の繋がりを感じることができる調査となりました。 また、なんと池の向かいには、Hebron Center Society Nepalのメンバーのmr.Samanさんのお家です。 調査後、お家に招待してくれて、おいしい目玉焼き、コーヒー、クッキーをごちそうになるというご褒美が付いてきました(笑)

午後の案内は、mr.Min Tamang(Hebron Center Society Nepal)さん。 いつもニコニコで一緒にいて癒やされます(笑) 調査後、ホテルで水質測定を手伝って頂いて、彼もサイエンティストになりました^^

今日も楽しい充実の1日となりました。 ふと気付いたのですが、毎日の調査が忙しく、ネパール入りしてからお昼ごはんを食べたことがありません。 この日も既にランチの時間は過ぎており、あっという間にペロリと食べてしまい、写真を撮るのを忘れていました^^; さあ、毎日が新しい出会い、心のふれあいと感動の連続です。 明日はネパールのうつくしい自然を撮影するためにヒマラヤ山脈が見渡せるNagarkotに行きます。 どんな1日になるのでしょうか。わくわくします。